今回は産後にどうして骨盤が歪むのか?その原因について解説していきたいと思います😊
解剖学的には不動関節と言われる骨盤が唯一動く時期があります。
その時期とは、妊娠してから出産が終わるまでの間が著明に骨盤が動きやすく開きが強くなる時期です。
妊娠してからすぐに分泌が開始される「リラキシン」と「プロゲステロン」言う女性ホルモンの作用が大きく関係しています。
特にリラキシンの作用が産後の骨盤の歪みに関係していると考えられています。
リラキシンには骨盤周りの関節や筋肉や靭帯、軟部組織を弛緩させる働きがあります。
このリラキシンの作用により、お腹の中の赤ちゃんの成長に合わせて骨盤も徐々に開きが強くなっていきます。
妊娠後期になると赤ちゃんも成長して大きくなるので、リラキシンの分泌量も増加して骨盤の開きもより大きくしてお産への準備をしていきます。
そしてリラキシンの作用には子宮頸管の拡張と恥骨結合の弛緩の働きもあります。これは陣痛時に恥骨結合を弛緩させて子宮頸管を拡張させることにより赤ちゃんが産道を通りやすくする環境を作ってくれます。
そして、リラキシンは出産が終わると約2〜3日で分泌は終了します。
リラキシンの分泌が終了すると徐々に弛緩した骨盤周りの関節、靭帯、筋肉などを収縮させて固く動かない関節の骨盤へと戻していきます。
このリラキシンが適正な分泌量であれば、産後の骨盤の歪みや産後の骨盤周りのトラブルは比較的少ないと言えます。
今現在、産後約1ヶ月〜3ヶ月以上経過しても、産後に骨盤が大きくなってしまったと感じる方や、産後に骨盤がグラグラする方や、産後にズボンが履きにくくなってしまったと言う方は、通常よりもリラキシンの分泌量が多かった可能性があります。
産後時間が経過していても、リラキシンが多く分泌された為にホルモンの影響が強く残っているので、骨盤周りの関節や靭帯などが弛緩して骨盤が開いてしまっているので、産後に骨盤が大きくなってしまったとか骨盤の不安感が生じてしまっています。
そして産後に骨盤周りに痛みがある方や、産後に腰痛を感じる様になった方、恥骨の痛みが残っている方、主に痛みが残っている方に関して言えば、リラキシンの分泌が少なかった可能性があります。リラキシンの分泌が通常よりも少ないと骨盤周りの関節や靭帯が弛緩する事ができず、固くなったままの骨盤で出産を迎える事になります。
固くなったままの骨盤で出産をすると、出産時はいっきに骨盤周りが開く為に、骨盤周りの関節にかなりのストレスが生じて関節面のアライメント不良や関節面の損傷が見られます。
その為、腰椎や骨盤周りや股関節など関節面での痛みのトラブルになるケースが多いです。
また歪んだ骨盤をそのまま放置してしまうと、身体の代謝が低下していわゆる「産後太り」の原因にもなります。
産後から6ヶ月が経過してしまうと緩んでいる骨盤が硬くなって来ます。
ですから、産後6ヶ月以内に骨盤矯正を行い歪んだ骨盤を整える事をオススメでもあり、1番産後骨盤矯正の効果が出やすい時期でもあります。
産後の歪みを治したい方や産後太りでお悩みの方、産後の肩こりや腰痛でお悩みの方は産後骨盤矯正がオススメです。
当院の産後骨盤矯正の詳細やお問い合わせは、当院のホームページをご確認下さい🙇♂️
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